当日スタート前に勝負が決まる
まず“事故”を潰す
当日いちばん怖いのは、知識不足より想定外のトラブルで集中が切れることです。ここは気合ではなく、チェックリストで潰します。
当日チェックリスト
- 身分証(会場受験なら必須)
- 試験開始30分前には到着/ログイン完了
- トイレは開始直前に行く(試験中の焦りを消す)
- 手元の時計は見ない(オンラインは特に注意。画面のタイマーだけを見る)
- 服装は温度変化に対応(会場が寒い/暑いは普通にある)
試験が始まって最初の3分でやること
開始直後はテンションが上がりやすく、読み飛ばしが起きます。
最初の3分は「解く」より「整える」が正解。
- まず深呼吸を2回(呼吸で手汗と心拍を落とす)
- 画面の操作(Next/Back、Mark/Reviewなど)を一度だけ確認
- 1問目は“助走”。完璧主義で沼らない
目的は「合格点を取る」だけ
SAA-C03は満点勝負ではありません。
当日は**“取れる問題を取り切る運用”**に徹します。
これを最初に腹落ちさせるだけで、後半の焦りが激減します。
130分の時間配分テンプレ
SAA-C03は65問・130分。
平均2分/問ですが、実運用は「短い問題で貯金して、長い問題に投資」が基本です。
1周目は3分類で回す
1周目の目的は「正解する」ではなく、合格点に必要な得点を最短で積み上げること。
- 即答(~60秒):読んだ瞬間に結論が出る。迷いがない
- 保留(90秒で区切る):2択まで絞れた/計算や比較が必要
- 捨て(30秒で撤退):文章が長いのに論点が見えない、知らないサービスが主役、選択肢が全部それっぽい
ポイントは、保留に“上限時間”を付けることです。
おすすめは「90秒で一旦マークして前へ」。SAA-C03は後半ほど疲労が出るので、沼は早めに断ち切ります。
目標タイムの目安
試験の流れを「1周目→2周目→最終確認」に分けます。
- 1周目:80〜90分(全問に一度触れる)
- 2周目:30〜40分(保留・捨て寄りを回収)
- 最終:5〜10分(マーク漏れ・複数選択の確認)
さらに自分用の“途中経過ライン”を作ると、時間の迷子になりません。
| 到達点 | 目安時間 | 状態 |
|---|---|---|
| 25問到達 | 45〜50分 | 早すぎるなら読み飛ばし注意 |
| 50問到達 | 95〜100分 | 遅いなら保留が多すぎ |
| 65問到達 | 80〜90分 | 理想(2周目に余裕) |
※この表は「1周目のペース管理」用。後半で巻き返すための“計器”です。
最初に「何を聞かれているか」を固定
シナリオ問題は、本文を丁寧に読むほど迷いが増えることがあります。
おすすめはこの順番です。
- 設問(何を選ぶ?)を先に読む
- 次に選択肢をざっと見て、論点を予測
- 最後に本文で条件(コスト/可用性/運用負荷/移行)を拾う
これで「長文を全部精読して時間が消える」を防げます。
見直しで点が伸びる人の“マーク運用”
見直しは強力ですが、やり方を間違えると**“直しすぎて落ちる”**が起きます。
SAA-C03当日は、見直しを「作業」ではなく「投資」にします。
見直しは3段階の優先順位で回す
- A:2択まで絞れている問題(最優先)
→ ここが一番“伸びしろ”が大きい。追加情報を拾えば正解に届く - B:複数選択で自信がない問題
→ 選択漏れ/選びすぎが起きやすい。見直し価値が高い - C:本文が長すぎて逃げた問題(最後)
→ ここは点が取れるならラッキー枠。時間が余ったら触る
この順番でやると、時間が足りない時でも「取れる点」を取り切れます。
“直す条件”を決める
見直しでの修正は、次のどれかが起きた時だけにします。
- 設問の条件(例:コスト最小/運用最小/高可用)が読み落としだった
- 選択肢に“明確な地雷”があると気づいた
- 2択の片方が、要件に対して過剰(オーバースペック)だと分かった
逆に、「なんとなく不安」は危険です。
最初に選んだ答えは、あなたの知識と直感の集合体なので、理由なく捨てないのが鉄則。
マークの付け方
マークは増やしすぎると、2周目が地獄になります。
おすすめはこの2種類だけ。
- 保留マーク:2択まで絞れた問題だけ
- 注意マーク:複数選択で確信が薄い問題だけ
“分からない問題全部にマーク”はやめましょう。見直し時間が消えます。
迷った時の選択肢の切り方
迷う問題にはパターンがあります。
当日は「知識を増やす」より「迷いを切る」ほうが点が伸びます。
迷いの原因はだいたい3つ
- 要件の優先順位が読めていない(コスト/可用性/性能/運用負荷)
- サービスの役割が被って見える(SQS vs SNS、ALB vs NLB など)
- “ベスト”ではなく“より良い”を選ぶ問題(現実的な最適解)
このうち1が多いです。要件を固定できれば、選択肢は自然に落ちます。
まず“地雷”を落とす
迷ったら、正解を探す前に不正解を消すのが速いです。
よくある地雷(例)
- 要件が「運用を最小化」なのに、運用が重い構成を選んでいる
- 高可用/耐障害が要件なのに、単一AZ/単一コンポーネントが混ざる
- セキュリティ要件が強いのに、公開範囲が広い(公開S3、広すぎるSGなど)
- コスト最適が要件なのに、明らかにオーバースペック(過剰なマルチリージョン等)
SAA-C03は「正しい構成」より「要件に合う構成」を選ばせる試験です。
要件に反する選択肢は、どれだけそれっぽくても切ってOK。
2択まで絞ったら、最後は“AWSっぽい結論”で決める
最後の2択で迷ったら、次の軸で決めると勝ちやすいです。
- マネージド優先(運用が減るほうを選ぶ)
- スコープ最小(公開範囲/権限が小さいほうを選ぶ)
- 単純優先(同等に見えるなら、構成が単純なほうが正解寄り)
複数選択の勝ち方
複数選択は「全部正しいものを選ぶ」より、“要件に対して必要十分”を選ぶゲームです。
コツは2つだけ。
- 選びすぎない:正しそうでも要件に不要なら外す
- セットで成立するか:選んだ組み合わせで、要件が満たせるかを確認
最後に、複数選択は“ミスが起きやすい”ので、見直し優先度Bに入れて回収しましょう。
どうしても決めきれない時の決断ルール
- 2択まで絞れたら、90秒で区切ってマーク
- それ以上は期待値が落ちる(他の取れる問題が犠牲になる)
- 最終的に迷うなら、要件に一番忠実なほうを選ぶ
当日は「正解したい気持ち」より「時間を守る」ほうが合格に近いです。
当日の集中力・メンタル・オンライン試験の落とし穴+Udemyおすすめ
試験は体力戦:集中力を守る小技
130分は長いです。
途中で集中が切れると、読み間違いが増えます。
- 開始前に水分を摂りすぎない(トイレ不安を消すため)
- 直前の糖分ドカ食いは避ける(眠気が出る人が多い)
- 肩と首を回して血流を作る(目の疲労が減る)
- 5問ごとに一瞬だけ姿勢を正す(“意識のリセット”になる)
オンライン受験の「詰みポイント」
オンラインは知識以前に、ルール違反扱いが怖いです。
よくある落とし穴は次。
- 視線が外れて注意される(画面外を見ない)
- 机の上に物が残っている
- 音が入る(同居・通知音など)
- カメラやネットが不安定
できる対策はシンプルで、**環境を“無音・無物・固定”**に寄せること。
余計な心配を消すほど、問題に集中できます。
直前期〜当日朝に効く「Udemy」活用
当日の戦い方は、事前に一回でも“模試形式”で回しておくと再現性が跳ね上がります。
そこでおすすめなのが、Udemyの SAA-C03向け模試(Practice Tests) と 総復習コース の組み合わせです。
Udemyの使い方(当日戦略に直結)
- 模試は「1回分を本番と同じ130分で通し」→時間配分テンプレが体に入る
- 間違えた問題は解説で“要件→サービス選定の型”を覚える
- 直前は、苦手分野だけ倍速で流して“迷いポイント”を減らす
SAA-C03対策で評価の高いUdemy講座をまとめて確認できます。👇
まとめ
SAA-C03本番は、知識勝負というより「当日の運用」で点を取り切る試験です。65問・130分という制約の中で、1周目は「即答/保留/捨て」の3分類で沼を避け、2周目は“2択まで絞れた問題”と“複数選択”を優先して回収するのが最短ルートになります。
迷った時は、正解を探すより先に「要件に反する地雷」を消去し、最後は要件に最も忠実でシンプルな選択肢に寄せて決断する。これだけで、時間切れと直しすぎの両方を避けられます。仕上げはUdemyの模試で130分通しを1回回し、時間配分テンプレを身体に入れて当日を迎えましょう。

